ケーブルハット
滋賀県の山中にあるコンクリー製の建物。トトロのバス停のような雰囲気ですが、人が二人ほど立って入れる大きさです。もともとはドアがあったようですが今はありません。最初見た時は、昔の郵便物の中継所だと考えました。昔の郵便配達は、峠を超えて隣村まで配達していたと、村の長老から聞いていたので、お互いの村から郵便物を建物の中に置いて隣村への中継に使ったのではないかと考えていましたが、版画を作成するにあたり、郵政博物館に写真を送り確認したところ。旧逓信省時代に長距離電話は、電話線が長くなると途中で減衰するので中間にコイルを巻いて増幅させていたので、その増幅装置の設置場所である。との回答でした。
すごいです。この遺構も「ケーブルハット」という名前も生まれて初めて聞きました。調べるとまだ各地に点在しているようですね。