マイケル・ジャクソンの切り絵
☆エピソード
今から10年程前のことでした。私が登山から帰ると、妻が開口一番「今日な~~若くてきれいな中学校の女の先生があんたの版画が欲しいので、連絡の電話番号を預かってるで」「若くてきれい」という言葉で反応、早速、東京都葛飾区の教師に電話する。「生徒たちに切り絵を教えているが、画材が決まってしまってつまらないので、あなたの版画を見せて頂いて、これだと思い無理なお願いをいたしました」。早速、数ある版画から厳選してデータ化したものと、版画作品を何点か彼女に送った。次の年だったと思う。子どもたちと修学旅行に京都に行きますので、宿泊所で三鍋さんのお話を1時間程度して頂きたいと、美しい文字と文章の手紙に、すぐOKの連絡をした。
当日は私の版画を題材に作成した生徒たちの切り絵を見せて頂き、版画の話や山の話、特に雨の日のブナ林の凄さ、美しさを熱く語ってしまった。
後日、生徒の一人が三鍋さんの話に感動しましたという手紙を添えてマイケル・ジャクソンの切り絵を送ってくれた。あまりにも素晴らしいので、現在も店に飾っている。