再び籾糠山に登る

前日は高山に泊りミニ宴会で盛り上がる。登山当日は青空が覗き、まずまずのコンディションでした。途中地元の方に教えて頂いた湧き水を汲みに立ち寄り、その後天生峠に向かう。駐車場にはすでに何台かの車が停まり入り口には係員がおられた。入山料500円を払い歩き始める。空気が新鮮で喉が喜んでいる。天生湿原の黄葉、紅葉は今年も最高で鮮やかな彩りに感激。ミズバショウの株は来年の春に向けての準備が忙しそうだった。

 谷道を歩くと桂の巨木の落ち葉の発酵臭が心地よく鼻をくすぐる。ブナの巨木を見上げながら歩く。咲き残りのトリカブトの紫や草紅葉を楽しみながら山頂を目指すが、あいにく展望は無く記念撮影だけで下山し、途中にあるベンチで昼食。食事後は雨に煙る幻想的なブナの原生林を歩くと、ブナハリタケなどの様々なキノコに出合うが、国立公園なので横目で見ながら虚しく通り過ぎる。しかし、雨降りならではの幻想風景に包まれて歩く心地よさは、それを体験した者だけに与えられる天からの恵み。

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