コマクサ
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北海道雌阿寒岳で見たコマクサを木版画にしてみました。砂礫が大きく、こんなところで頑張っているのが不思議に思って調べてみると、コマ草の根は意外と深く潜っているようでした。風雪や台風などに何度も流されながら健気に生きている姿に感動しました。また、コマクサの針のように尖った葉っぱも意味があり、砂礫地帯では水分が留まりにくく乾燥しやすい地質なのだが、尖った葉っぱの先端では空気中の水分が結露しやすいので、僅かな水滴を集めて不利な立地条件をカバーしているということです。そんな目で他の高山植物を見ると、鋭鋸歯や針型の葉をつけたものが多いように思います。